試合でミスした子供を褒めればぐんぐん上達する

子供の失敗を親がどのように捉えるかで上達度は変わる

 

どのようなスポーツにもミスは付き物で、子供は練習や試合でたくさんのミスをします。

そこで大切なのは親であるあなたの対応で、

子供のミス(失敗)を親がどのように捉えるかによって、子供のスポーツの上達度が変わります。

 

ぐんぐん上達して試合で活躍するような子供の親は、

失敗という結果だけ見るのではなく、失敗するまでの過程にフォーカスしています。

だから、チャレンジして失敗してしまったり、一生懸命プレーして失敗してしまったときは、

失敗するまでの過程を褒めます。

 

逆に、いつまでたっても上手くならない子供の親は、失敗という結果しか見ないので、

子供が努力していても、試合でミスをしたりテストで悪い点を取ると怒ります。

 

 

真剣にプレーしてミスした子供を怒るとどうなるのか?

 

少年野球や少年サッカーの試合では、

「ばかやろー!」
「何やってんだ!」

と、監督が子供に対して怒っているチームがありますが、

 

子供が失敗をしたときに、

「ばかやろー」
「何やってんだ」

と言っても子供は上達しません。

 

子供のスポーツが必ず上達する方法は好きなスポーツをさせてあげる事で、

楽しくスポーツをやらせてあげれば子供は伸びるというのを伝えたけど、

怒るというのはこれと逆の行動で、怒られながらスポーツをしていても全く楽しくありません。

 

また、子供が失敗をして、

「もう嫌だ」

と思い、努力をしなくなったりスポーツを辞めてしまう一番の原因は、

失敗すると怒られるからです。

なぜなら、失敗したくて失敗したのではないから。

 

あなたが子供の気持ちになって考えてみるとわかると思いますが、

一生懸命プレーして失敗したときに怒られても、

「よし、頑張ろう」

というように、気持ちを切り替えるのは難しいです。

 

そのようにいつも怒られてばかりいると、子供は無意識のうちに、

「ミスをすると怒られる」

という考え方になって、

成功するために欠かせないチャレンジが出来なくなってしまいます。

 

 

ミスをしたらガッツポーズをしろ!

 

サッカー元日本代表の本田圭佑

「失敗は新しいことに挑戦している証なので、成功するためには必須」

「失敗の数なら誰にも負けない」

と話すように、たくさんの失敗をしてきました。

 

スポーツの才能が無い子供は努力すれば才能がある子供に勝てるのか?

で書いたように、中学生の頃にガンバ大阪ジュニアユースでレギュラーになれずに退団したという過去もあります。

 

その本田はサッカー選手としてプレーしながら、カンボジア代表の監督も務めていて、

カンボジア代表の選手達にも

「どんどんチャレンジして失敗してほしい」

という想いから、

「ミスをしたらガッツポーズしろ!」

という指導をしています。

 

そのことについて本田はこのように話しています。

「日本は失敗に対して寛容ではない。カンボジアにも似たような文化がある」

「でも失敗は新しい事を学んだ証。例えば授業で手を上げて間違って答えても1つ学んだ事になる。

学んでないやつは同じミスを何回もする。リスクを恐れずにチャレンジする事が大切」

 

 

失敗を「成功につながる失敗」に変える方法

 

真剣にプレーして失敗してしまった子供に対して怒っていたなら、今すぐ怒るのをやめて、

失敗という結果ではなくそれまでの過程にフォーカスしましょう。

 

そして、子供にかける言葉を意識して変えてください。

 

「失敗したけど、良いチャレンジだったよ」
「次は上手くいくように頑張ろう」
「どうやったらもっと上手くできると思う?」

のように、子供が失敗して落ち込んでいたとしても、気持ちをプラスに持っていくような言葉を使えば、

失敗を「成功につながる失敗」に変えることができます。

 

 

まとめ

 

・上達する子供の親は結果ではなく過程にフォーカスしている

・上達しない子供の親は結果だけ見るので失敗すると怒る

・いつも怒られていると成長に欠かせないチャレンジができなくなる

・失敗はチャレンジして新しい事を学んだ証

・子供にかける言葉を変えて、失敗を「成功につながる失敗」にする

 

 

ミスを恐れてチャレンジしなくなってしまうと成長が止まってしまうので、

子供がどんどんチャレンジして失敗できる環境を作ってください。

 

電球を発明するまでに1万回失敗したと言われる発明家のエジソンが、

「失敗ではなく上手くいかない方法を1万通り見つけただけだ」

と言ったように、

成功につながる失敗をたくさんしましょう。

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