子供が上達するしつけとは、怒鳴って親の言う事を聞かせるのではない
子供がぐんぐん上達するしつけとは、
子供を怒鳴って親の言うことを聞かせることではなくて、
子供を自立させることです。
自立している子供はぐんぐん上達する
自立している子供はスポーツの実力がぐんぐん上達します。
なぜなら、自分で考えて行動できるから。
サッカー、野球、テニスなど、どのようなスポーツでも、
「どうすればもっと上手くなれるか」
を自分で考えて、自主練習する子供はぐんぐん上達します。
逆に、いつも親に
「~しなさい」
と言われて、
言われた通りに動いている子供は、自分で考える癖が付かなくなっています。
そのような子供は、
「どうすればもっと上手くなれるか」
を考える力がないので、周りの子供にどんどん差を広げられてしまいます。
子供を自立させるために必要な事
子供を自立させるための大きなヒントになるのがこの質問です。
飢えている人がいたらどうしますか?
1.魚を釣ってあげる
2.魚の釣り方を教えてあげる
3.釣り竿を渡す
1の魚を釣ってあげるというのはヘルプで、親が赤ちゃんに対する行為と同じです。
飢えている人に魚を釣ってあげるというのは親切な行為ですが、これを繰り返していると、
助けられている方はいつまでたっても自分で魚を釣ることができずに、人に頼ってしまうことになります。
つまり、これは自立を妨げる行為なんです。
2の釣り方を教えてあげるというのはサポートです。
親がいつまでもヘルプをしていると子供は成長しないので、親はこのサポートをしなければいけません。
親がサポートをする事で、子供は自分で行動する力が身に付きます。
ですが、答えを教えてばかりいると自分で考える力が身に付かないので、
子供の成長に合わせてサポートをやめる必要があります。
3の釣り竿を渡すというのは放任のように思うかもしれないけど、ただ放っておくのではなく、見守るという行為です。
例えば、靴を履く、服を着る、靴紐を結ぶなど、子供が幼い頃はヘルプしてあげる必要があるけど、
親が手を出さずに見守ってあげれば、
初めは時間がかかったり、うまかできなかったりするけど、必ず自分でできるようになります。
テニス世界ランキング1位に成長させた「見守る子育て」
テニスのダブルス世界ランキングで日本人初の1位を獲得した杉山愛を育てた母親も、見守る子育てを意識していて、
そのことについてこう話しています。
散歩に行くときも、玄関口で愛がスニーカーを履き終えるまでじっと待っていました。
紐のついた靴なので、結び終えるまでに30分はかかるんです。
でも、手伝うことはしませんでした。
だって、散歩は彼女のためのものですから。
そのように、親が手を出さずに子供を信じて見守ってあげる事で、子供はどうすればいいのかを自分で考え、行動します。
つまり、この見守るという行為が子供の自立につながるんです。
なので、子供を自立させるためには、成長に合わせて
ヘルプ→サポート→見守る
というふうに、子供への対応を変えましょう。
まとめ
1.自分で考えて行動する子供はぐんぐん上達する
2.そのためには子供を自立させることが必要
3.自立させるために、ヘルプ→サポート→見守ると対応を変える
子供に対して必要以上のヘルプやサポートをしていないかを考えて、できるだけ子供を見守る機会を多くして、
子供の自立を促しましょう。
そうすれば、子供のスポーツはぐんぐん上達します。